注文住宅を建てる時には、家の間取りはある程度自由に設計することができます。しかし、自由に設計できるからこそ、どんな間取りにするかは迷うものです。また、設計士にすべてお任せにしてしまうと、「コスト面」を重視した設計になってしまうかもしれません。そこで今回は、間取りを考える際にチェックするべき3つを解説します。
部屋の明るさは非常に大事な要素です。部屋の明るさを決める上で大事なことは以下の点になります。
建物の構造上、開口部の大きさは制限されてしまいます。また、開口部が多すぎるとプライバシーが損なわれてしまいます。そのため、なるべく陽の光が入りやすい南側に開口部の大きい窓を設置すると効率よく室内を明るく設計できます。
また、構造上どうしても天井が下がってしまう部分や梁が出てきてしまいます。たとえば、梁の位置が室内の中央部分にあれば、照明の光は部屋全体に行き渡りにくいです。
このように、太陽の光以外に、室内の照明の光にも気をつけて間取りを設計しましょう。
明るさをチェックした後は、生活しやすい間取りかを確認する必要があります。使いやすい間取りは以下のような間取りです。
柱が室内に入っていたら家具のレイアウトがしにくいです。いくら広いリビング・ダイニングにしても、部屋の形や柱の位置によっては使い勝手が悪くなります。間取りを考える際は、きちんと家具の置く場所を確かめてから設計しましょう。
また、洗面所とトイレが近かったり、廊下が入り組んでいなかったりなど、動線も大切です。生活する時をイメージして設計すると良いでしょう。
最後に収納量です。収納量は多ければ多いほど良いワケではありません。収納があるということは、逆に居室空間が削られているということだからです。そのため、大事なことは「デッドスペース」をなくすことです。
たとえば、ウォークインクローゼットは一見、収納量が多いクローゼットに見えます。しかし、足を踏み入れる場所には物を置くことはできないので、実はデッドスペースが多い収納でもあるのです。
いかに効率よく荷物を置けるかを考え、無駄に収納量を多くしないように、自分の荷物の量を把握しながら収納量を決定しましょう。
間取りを考える時には、上述した「明るさ」「使い勝手」「収納量」はマスト事項です。設計と相談しながら、どんどん自分の理想の間取りを伝えましょう。その上で、設計士にプロとしての意見を聞き、それを取り入れながら理想の間取りを設計してください。
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