30代になり家族を持つようになると、そろそろマイホームを…と考える人が多くなります。
30代前半では3人に1人が持ち家を、30代後半になると半数以上の人が持ち家を取得しています。
一方で、子どもも生まれたばかりでこれからどんどんお金がかかりそう、と不安な人もいるでしょう。
30代で安心してマイホームを買うために知っておきたいポイントをまとめました。
住宅ローン返済の月々の負担を軽くするためには、できる限り長く返済期間を設定することです。
最長35年の返済期間をフル活用すると、35歳で返済をスタートさせたとして完済は70歳になってしまいます。
多くの人が60~65歳で定年退職を迎えますが、定年後の年金生活で住宅ローンの返済を続けるのは不安ですね。
老後の経済状態に配慮しつつ長期の住宅ローン返済を行うには、遅くとも30代までにマイホームを購入する必要があります。
結婚、出産などのライフイベントを経験し、新しい家族構成が完成するのが30代です。
2013年の人口動態調査によると、平均初婚年齢は夫30.9歳、妻29.3歳。初めて出産する人の全国平均年齢は30.4歳とあります。
子どもが生まれると将来いつ教育資金が必要になるか分かるので、具体的な資金計画が立てられるようになります。
人生設計がある程度固まる時期という意味でも、30代前後でのマイホーム購入はベストタイミングだといえるでしょう。
30代で購入するマイホームは、子どもたちの「生まれ育った家」になります。
簡単に引っ越しをすることはできない覚悟で、人と人とのつながりや地域コミュニティが充実したエリアを選ぶことが大切です。
若い家族の場合は子育てで他人の協力が必要になることもあり、周囲の環境はとても重要です。
子どもに転校によるストレスを与えないためにも、多くの人が小学校入学前にマイホームを購入しています。
30代になるとライフスタイルが固まり、お金に対する価値観や将来のためにいくら貯蓄が必要かが見えてきます。
年収から必要な支出と貯蓄にまわすお金を引いて、月々いくらの返済が可能か計算してみましょう。
月々の返済可能額がわかれば、無理のない住宅ローンの借入可能額、つまり住宅購入の具体的な予算が立てられます。
金融機関の提示する限度いっぱいの借入可能額に惑わされず、無理のない返済プランとすることが大切です。
結婚・出産というライフイベントを迎えた30代は、マイホームを購入するベストタイミングだといえます。
30代なら住宅ローンを35年で返済するのも無理がありません。
ライフスタイルと人生設計をもとに無理のない返済プランで住宅ローンを試算し、マイホーム購入に踏み出しましょう。
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