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注文住宅VS建売~どちらが良いの?

投稿日|2016/07/28

注文住宅は自由に決められるけど、価格が高く、建売住宅は自由度は低いけど価格が安いといったイメージを持っている方が多いのではないでしょうか。

上記のイメージは多くの場合その通りなのですが、注文住宅と建売住宅にはそれ以外にもいくつかの違いがあります。

今回は注文住宅と建売住宅それぞれのメリット・デメリットについてお伝えします。

 

■注文住宅のメリット・デメリット

注文住宅には建売住宅と比べてどのようなメリットがあり、またどのようなデメリットがあるのでしょうか。

 

・注文住宅のメリット-間取りを自由に決められる

注文住宅のメリットは何といっても間取りを自由に決められるということです。間取り以外にもキッチンやお風呂、洗面脱衣所などの住宅設備機器や壁紙、外壁に至るまでその素材や色なども全てを自分で決めることができます。

 

・注文住宅のメリット-工事中の様子を確認できる

注文住宅では全ての素材を自分で決めることができますが、工事の着工から完成まで自分の目で確認しながら工事を進められる点もメリットだと言えます。

住宅は一度完成してしまうと、例え欠陥があったとしても基礎や壁の中を見ることが難しくなってしまいます。

工事期間中から自分で確認することができれば安心して住むことができるでしょう。

 

・注文住宅のデメリット-打ち合わせに時間がかかる

注文住宅は打ち合わせに時間がかかってしまいます。

注文住宅の中でも初めから間取が決まっている企画住宅であれば間取の打ち合わせ時間を省くことができますが、

自由設計だと1カ月~2カ月程度は余分に期間を見ておく必要があります。

 

工務店や住宅メーカーで担当の設計士に間取の変更の依頼をかけて、設計図に反映されるまで1週間程かかることもあり、

細かな修正を重ねていくとそれだけ時間がかかってしまう点に注意が必要です。

 

・注文住宅のデメリット-つなぎ融資費用がかかる

注文住宅とは別に土地も新しく購入する場合には建物の着工前に土地の所有権を移しておく必要があります。

また、建物の着工に入る前には着工時に契約金額の3割、上棟時にさらに3割のお金を支払う必要がある場合が多く、

そうした費用を支払うために住宅ローンとは別に銀行からお金を借りる必要があります。

 

土地から購入する場合、建売住宅と比べるとつなぎ融資費用として30~50万円程度のお金が余計にかかると考えておきましょう。

 

以上のように注文住宅は時間や費用が余計にかかるということがありますが、その分間取りや設備を自由に決められるというメリットがあります。

時間や労力、お金をかけてでもそうしたメリットを得たいのか良く考える必要があるでしょう。

 

■建売住宅のメリット・デメリット

それでは、建売住宅にはどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか?

 

・建売住宅のメリット-気に入った物件があればすぐにでも住むことができる

建売住宅は着工中から売出しされることもありますが、完成した建物の場合には、

気に入った物件があれば、見学してから1~2週間程度で住むことも可能です。

また建売住宅はエアコンやカーテン、家具などが用意されていることもあり、注文住宅と比べると楽に引越しすることができます。

ただ、建売住宅は数が少ないため諦めなければいけない要望も出てくるでしょう。

 

・建売住宅のメリット-生活をイメージしやすい

建売住宅はモデルハウスと土地を見比べながらイメージする注文住宅と違い、そのものの土地と建物が存在しているため生活がイメージしやすいです。

注文住宅ではイメージしづらい、隣の家が生み出す日影や、窓の位置が重なるといった問題もその場で確認することができます。

 

・建売住宅のデメリット-一般的な間取りしかない

建売住宅は多くの人に合うように間取が考えられているため、一般的な間取が多くなっています。

例えばビルドインガレージが欲しい場合や大きな趣味部屋が欲しい場合などは建売住宅ではなかなか難しいでしょう。

逆に、将来売却することを考えている場合には建売住宅のような一般的な間取りの方が売りやすいこともあります。

 

・建売住宅のデメリット-中古住宅扱いとなることもある

建売住宅で完成してから長く売れていない場合には、経過した分だけ中古住宅と同じ扱いを受けてしまいます。

例えば1年経ってしまえば、10年間の欠陥に対する保証である瑕疵担保責任保険も中古住宅用のものとなってしまいますし、

1年が経たずとも、建物が建っている時点で、固定資産税の最初の3年間の減税措置の期間が減ってしまいます。

 

経ってから2年経過したような建売住宅だと瑕疵担保責任保険も9年に、固定資産税の減税措置も残り1年となってしまいます。

ただ、上記のようなことがあるため1年を経過した建売住宅は値引きがされていたり、購入時に値引き交渉が可能だったりするのでそう悪い話でもありません。

 

以上のように建売住宅にはイメージがしやすく、また労力や費用を抑えられるメリットがありますが注文住宅と比べると自由度はかなり低くなります。

 

 

■まとめ

注文住宅は時間や労力、費用が掛かる分自由度高く家づくりができ、建売住宅は労力や費用を抑えられやすい反面、自由度は低くなってしまいます。

どちらが良い、ということはなく人それぞれですが、最初は建売住宅を見学してみて、同時に注文住宅も並行して検討するという方法がおすすめです。

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